電力自由化関係

新電力が倒産したらどうするか福島電力の倒産事例を参考にする

新電力倒産

新電力が倒産することはある

電力会社が倒産する。

これまでは大手電力会社が電気供給のほとんどを行っていたため、電力会社が倒産するようなことはあまりピンとこないでしょうが、電力会社も倒産します。

特に電力自由化の波に乗って電気供給のシェアを広げている新電力会社はこれまで倒産した会社があります。

直近では、あの原発事故の発生した福島県に本社を構える福島電力の倒産です。

また、さらに遡ると不動産業の大東建託が運営していた大東エナジーや日本ロジックという新電力会社も倒産しています。

今ようやく電力自由化で勢いがでている新電力ですが、新電力会社は倒産することもあると聞くと、正直新電力会社への切り替えに躊躇しますよね。

しかし、もしも新電力会社が倒産することがあっても、その時に何が起こって、その後どうすればいいかがわかっていれば何も困ることはありません!

では、もしも新電力会社が倒産するとき、契約者はどう対応すればよいでしょうか。

福島電力の倒産事例に見る対応

福島電力は原発事故のあった福島県楢葉町に本社を構え、全国的に積極的な営業活動を広げ、急激に契約数を増やしていた新電力会社です。

しかし、あまりに急激な契約数を増やしたため、契約者対応が追いつかなくなり、請求業務の遅れ、契約者問い合わせ窓口の対応遅れなど、シェアを急に広げた歪みが目立つようになりました。

次第に顧客との間でトラブルが頻発。

新規の顧客開拓も難しくなってきたため、2018年4月からは他社への契約切り替えを促すようになってきました。

その後、2018年5月には電力小売事業からの撤退を公表。

2018年7月に一部取引先への支払い遅延により債権者からの破産申立。

2018年8月破産手続開始。

これにより福島電力は倒産することになります。

新電力会社が倒産するまでに取る対応

福島電力の倒産までの経過を知っておくと、もしも新電力が倒産したらどうすればよいかが見えてきます。

事業規模の急拡大で契約者とトラブルが続出

もともと、事業を急激に拡大していた福島電力でしたが、急激に広げすぎたことによる事務負担がその拡大に追いつかず、契約者との間でトラブルが頻発していた。

ここが一つポイントですね。

トラブルが頻発しているということが情報として入ってくれば、この時点で他の新電力に再度電気契約を切り替えることもできます。

その情報もネット上で知ることもあれば、実際に自分で問い合わせたことでわかることもあるでしょう、また、SNS上からの情報でも知ることもあるでしょう。

そもそも契約後の対応がよくないというのはせっかく大手電力会社から切り替えた契約者にとっては気持ちのいいものではありません。

この時点で契約を切り替えることを検討しても良いでしょう。

新電力会社自らが他社への電気契約切り替えを促していた

続いて、2018年4月からは福島電力が自ら他社への契約切り替えを促していた点です。

新電力がせっかく契約を獲得した顧客を自ら他社へ切り替えるように促すくらいですので、よほど人手が足りていなかった、事務作業が追いついていなかったのでしょう。

この時点で新電力会社内で何か起こっていると感じないといけませんね。

契約の切り替えを自ら促しているくらいなので、よほどのことが起こっています。

実際には、この時の切替先としてLooopでんきが福島電力の書面に記載があったようです。

Looopでんきと福島電力との間でどういったやり取りがあったかは定かではありませんが、福島電力からLooopでんきへ切り替えることで福島電力になんらかの金銭的メリットが発生するような内容が取り交わされていたのでしょう。

Looopでんきについては、以前紹介した記事がありますので、こちらも御覧ください。

福島電力のように、新電力の倒産時には前触れがあり、事前に電気契約を他社へ切り替えるように促す等の対応が一般的には取られます。

電気供給の最後の砦

また、もしもいきなり倒産というような自体でも、電気の供給は地域の大手電力会社が継続して行うようにバックアップ体制も取られているとどこの新電力会社でも質問に対して答えています。

ずっと大手電力会社が供給してくれるわけではなく、一定期間の内に電力会社と契約を結び直す必要がありますが、電気の供給は急にストップすることはありません。

新電力の実態としてスタートを切ったばかりという企業が多いので、体力的にまだまだ弱い企業が多いのが新電力会社の実情ですが、もしもの際にも落ち着いて行動すれば新電力に切り替えることに大きなデメリットがあるわけではありません

まとめ

新電力会社が倒産することもあるというのは、せっかく電気契約を切り替えた契約者にとっては残念なことですが、実際に起こり得ることです。

そして、過去に倒産した新電力も存在しています。

新電力が倒産する時に一番心配になることは、電気が供給されないことですが、これまでの事例を見る限りいきなり電気が供給されなくなることはなく、最低限電気の供給は継続されます。

事前に契約している新電力会社の様子がおかしい、もしくは電気契約の切り替えを促されている時には倒産前に対応を取ることができますし、急な倒産でも電気の供給は大手電力会社から供給されるようにバックアップ体制も取られています。

新電力に電気契約を切り替えることが『どこか不安』という気持ちも十分わかりますが、もしもの自体の対応もこれまでに実績があり、その時にどういった対応が取られたかを知るとその不安は気にするほどでもないことに気づきます。

新電力の倒産以外に新電力に対して気になることはコチラも参考に