電力自由化関係

新電力のシェアを獲得するために必要な3つの要素をまとめ

新電力に必要な3要素

新電力がシェアを獲得するために必要な要素

これまで新電力についての情報を当サイトでは紹介してきましたが、これまで紹介してきた新電力、そしてそれ以外にも存在している新電力を見てきて、【伸びている新電力に必要な要素】をまとめました。

伸びている新電力の要素

  1. もともとの本業で高いシェアを持っている
  2. 料金プランが地域トップクラスに安い
  3. 営業に力を入れている

以上がシェアを伸ばしている新電力の3要素です。

続いて、それぞれの3要素の理由についてです。

もともとの本業で高いシェアを持っている

まず最初のもともとの本業で高いシェアを持っていると新電力でも高いシェアを持てる理由についてです。

それは、これまで紹介してきた新電力を見ると明らかです。

当サイトでも紹介してきた、もともと都市ガスやLPガスをメインの事業としてきたガス会社が新電力を展開していると、ほぼ、その地域では高いシェアを誇っています。

それ以外に、携帯電話といった通信会社が展開している新電力も毎月のように電気供給量を拡大させていっています。

これは、新電力が始まったので、とにかく電気代の安いところがいいという思いはありつつも、意外と世の中の消費者はこまかく電気料金を調べるのは面倒、だから、とりあえず既存の大手電力より安くなるということがわかれば、今までつながりがあったガス会社や通信会社からの営業攻勢にあっさりと電気契約の乗り換えに応じてしまいやすいということになります。

  • 『ガスと通信、電気のセット割でお得になります』
  • 『電気料金も安くなってさらにお得』
  • 『引き落としも一緒にできます』

耳障りよく『安い』『便利』『簡単』というような言葉が入ってくると、細かい料金プランまでは比較することなく、電気契約を変更したくなりますよね。

もちろん、これまでの大手電力と比較すると電気料金はやすくなりますし、これまで利用してきたガス会社や通信会社から営業を受けると、もともと自分の付き合いのあった範囲で一定の信用もあるでしょう。

契約を変更するハードルも低くなります。

続いて、2つめの要素について。

料金プランが地域でトップクラスに安い

本来、電気料金を安くするためにはもっとも肝心な部分である【電気料金の安さ】

電気の安さにこだわりたい、私のような消費者には新電力同士の電気料金プラン同士を比較させて、本当に電気代が安くなって、その安さがどのくらい家計にとって節約になるかを検討したいと考えています。

そんな、若干マニアのように電気料金について調べた消費者が行き着く新電力会社が料金プランが地域でトップクラスに安い新電力ということになります。

例えば当サイトでは一番オススメしている、【熊本電力】は九州電力エリア東京電力エリアのみの供給エリアですが、地域では一般的な電気使用量であれば一番に安い料金プランです。

また、それ以外の地域でも、【エルピオでんき】や【ピタでん】といった新電力であれば、料金プランとして地域でトップクラスに安い料金プランを展開しています。

知名度が高くないため、最初に入り口として選ばれにくいというデメリットを抱えている新電力もありますが、料金プランでは圧倒的に安いことを武器に、毎月右肩上がりで電気供給量を増やし続けているのがこの料金プランがトップクラス安い新電力の特徴になります。

営業に力を入れている

続いて3つ目のようである【営業に力を入れいている】ということについて。

営業力はどの業界でも自社の商品を最初に認知してもらうために重要なことです。

新電力でも同じように、営業力が強い新電力は、電気料金がどれだけ安くなるのかということに大きく影響されずに、供給シェアを伸ばしています。

例えば、最初に紹介したガス会社や通信会社も、もともと利用してもらっている信用を武器にしている部分もありますが、一方では、消費者との接点機会が多いため、新電力の営業に力を入れているという部分もあります。

また、当サイトでは料金プランがオススメできない新電力として紹介している【ハルエネでんき】ですが、実は、毎月電気供給量を増やし続けているというデータもあります。

これは、ハルエネでんきやその新電力代理店による積極的な営業活動の賜物と言えます。

また、複数の新電力比較サイトへの掲載やアフィリエイトによる営業活動をしている新電力会社が電気供給量ランキングでは上位で登場してくるのも、積極的な営業広告活動による影響と考えられます。

消費者への露出の機会が多ければ、電気料金の内容までは案外見ていない人が多いというのもこれでわかります。

3つの要素の中で一番重要なこと

これまで紹介してきた新電力に必要な要素ですが、この中で一番大事なことは、【電気料金プランの安さ】でしょう。

他の2つの要素については、もともとの資本力がある新電力に弱小資本の新興新電力は勝つことができません。

本業で高いシェアを持っているのは、長年の資本の蓄積のある今でも勝ち組と言われている企業ですし、積極的に営業活動、広報活動ができるのも資本力を持っている、大企業が展開している新電力です。

個人レベルの資本力からスタートさせた新電力が、一定の支持を受けて、電気供給量を増やしていくには【電気料金プランの安さ】が唯一勝負できる部分になります。

また、電気契約を切り替える目的はどこにあるのでしょうか。

通常は、電気代が安くなるというのが一番大きな目的になります。

それ以外に、支払方法が一括になるや、既存の大手電力よりオプションサービスが魅力という点もあるでしょうが、電気代が安くなることが一番家計の負担が減って、実感やメリット感を感じられる部分になります。

実際に、低圧電力の電力自由化が開始した当初は地域で高いシェアを誇っていた新電力会社が、現在急激に電気供給量を減らしているデータがあります。

以前は地域のテレビでも頻繁にCMを見ることがありましたが、今ではかなり少なくなってきています。

推測ですが、収入の低下によって、CMへお金をかける余力がなくなってきたのでしょう。

この電気供給量を減らしている理由については、一つは新電力の増加ということもありますが、一番は、料金プランに競争力がなかったということです。

料金プランで勝負することができる新電力であれば、そうそう電気供給量が落ち込むということはありません。

というのも、電気料金プランがトップクラスに安い新電力で電気供給量が極端に落ちている新電力を未だ見たことがありません。

電気契約を変更する本質の部分で勝負ができれば、手堅く電気供給量を確保していくことができています。

積極的に広告や営業に力を入れていても、もともとの本業で高いシェアを持っていなければ、強い結びつきはありませんし、料金プランでも魅力的な料金プランでなければ、消費者は簡単に離れていくということも示しています。

それに、消費者も電力の自由化に慣れてきたため、当初は大手電力会社から新電力へという流れがほとんどでしたが、新電力から新電力へという流れも一般的になっています。

新電力に変更して電気代が安くなることがわかってくれば、次に切り替える場合には、より電気代が安くなる新電力へ変更することは簡単に推測がつきます。

やはり、最終的には【電気料金プランの安さ】が重要な要素になります。

まとめ

今回は、新電力のシェアを獲得するために必要な3つの要素をまとめました。

伸びている新電力の特徴として【もともとの本業で高いシェアを持っている】【料金プランが地域トップクラスに安い】【営業に力を入れている】ということが見られます。

それぞれの要素については、これまで当サイトで紹介してきた新電力をもとに説明してますが、この3要素の中でもっとも大事なことが、やはり【料金プランの安さ】です。

料金プランが安い新電力は、一定のシェアを確保し、毎月手堅く電気供給量を増加させていっています。

そして、何よりも、資本力やもともとの本業のシェアに大きく影響されずに勝負できる部分が電気料金プランの安さということになります。

電力自由化が世の中に浸透してきた現在、どの新電力が自分にとってメリットが大きくなるのかというのを消費者としても見極められるようにしておきたいですね。