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あしたでんきはLooopでんきより電気量単価が安い
あしたでんきとは
TRENDE株式会社が運営している新電力です。
主要株主に東京電力ベンチャーズ株式会社、昭和シェル石油株式会社と名だたる大企業名が見られます。
これだけでも、気にならないわけがない、そんな新電力あしたでんきですが、今回あしたでんきを取り上げたのはあしたでんきの料金プランが見逃せない!!
あしたでんきでは標準プランとたっぷりプランという2パターンの料金メニューを準備していますが、今回注目しているのは標準プランです。
どんな標準プランがどんな料金プランかというと、基本料金0円プランの従量単価のみの料金プランになっています。
従量単価のみの料金プランで有名なのはLooopでんきと楽天でんきですが、この2社の料金プランよりもあしたでんきの標準プランは安い料金設定となっています。
あしたでんきでは電気供給エリアがLooopでんき、楽天でんきと比べて少ないですが、もしも電気供給エリア内であれば、Looopでんき、楽天でんきよりも安い電気代で電気契約を切り替えることができます。
あしたでんきと基本料金0円新電力2社の比較
新電力3社の従量料金単価一覧
電気供給エリア | あしたでんき | Looopでんき | 楽天でんき |
北海道電力エリア | 供給なし | 29.5円 | 30円 |
東北電力エリア | 26円 | 26.4円 | 26.5円 |
東京電力エリア | 26円 | 26.4円 | 26.5円 |
中部電力エリア | 26円 | 26.4円 | 26.5円 |
北陸電力エリア | 供給なし | 21.3円 | 22円 |
関西電力エリア | 22円 | 22.4円 | 22.5円 |
中国電力エリア | 24円 | 24.4円 | 24.5円 |
四国電力エリア | 供給なし | 24.4円 | 24.5円 |
九州電力エリア | 23円 | 23.4円 | 23.5円 |
沖縄電力エリア | 供給なし | 供給なし | 27円 |
エリアで一番安い料金単価に赤マーカーを引いています。
あしたでんきはLooopでんきの料金単価より0.4円低い料金設定を行っているので、あしたでんきが供給しているエリアではすべてあしたでんきが安い電気代になります。
電気料金計算の設定条件
契約アンペア数:40A
電気使用量:450kwh
※燃料調整費、再エネ賦課金は金額に含めません。
設定条件はいつもの設定条件を使います。
新電力会社3社の電気代一覧
電気供給エリア | あしたでんき | Looopでんき | 楽天でんき |
北海道電力エリア | 供給なし | 13,275円 | 13,500円 |
東北電力エリア | 11,700円 | 11,880円 | 11,925円 |
東京電力エリア | 11,700円 | 11,880円 | 11,925円 |
中部電力エリア | 11,700円 | 11,880円 | 11,925円 |
北陸電力エリア | 供給なし | 9,585円 | 9,900円 |
関西電力エリア | 9,900円 | 10,080円 | 10,125円 |
中国電力エリア | 10,800円 | 10,980円 | 11,025円 |
四国電力エリア | 供給なし | 10,980円 | 11,025円 |
九州電力エリア | 10,350円 | 10,530円 | 10,575円 |
沖縄電力エリア | 供給なし | 供給なし | 12,150円 |
従量料金単価表のまま一番安い新電力会社がそのまま電気代が安くなっています。
各地域の大手電力会社とあしたでんきとの電気代比較
従量電灯 料金 |
あした でんき |
Looopでんき | 楽天でんき | 最安新電力との差額 | 削減割合 |
14,863円 | 供給なし | 13,275円 | 13,500円 | ▲1,588円 | ▲10.7% |
12,501円 | 11,700円 | 11,880円 | 11,925円 | ▲801円 | ▲6.4% |
12,881円 | 11,700円 | 11,880円 | 11,925円 | ▲1,181円 | ▲9.2% |
12,543円 | 11,700円 | 11,880円 | 11,925円 | ▲843円 | ▲6.7% |
10,540円 | 供給なし | 9,585円 | 9,900円 | ▲955円 | ▲9.0% |
11,512円 | 9,900円 | 10,080円 | 10,125円 | ▲1,612円 | ▲14.0% |
11,903円 | 10,800円 | 10,980円 | 11,025円 | ▲1,103円 | ▲10.7% |
12,065円 | 供給なし | 10,980円 | 11,025円 | ▲1,085円 | ▲9.3% |
11,343円 | 10,350円 | 10,530円 | 10,575円 | ▲993円 | ▲9.0% |
12,625円 | 供給なし | 供給なし | 12,150円 | ▲475円 | ▲3.8% |
あしたでんきの供給エリアであしたでんきの標準プランに切り替えることで、全国平均では大手電力会社の料金プラン対比で8.7%の削減が可能です。
現在基本料金0円プランを持つ新電力では、Looopでんきが知名度、供給量とあしたでんきを上回っていますが、あしたでんきの電気料金が広まってくるとLooopでんきもおちおちとしていられないですね。
あしたでんきのさらにうれしいメリット
電気使用量が多い家庭向けにもっとお得なプラン
あしたでんきの標準プランはLooopでんきより安い電気料金としているため、標準プランでも十分にメリットがありますが、電気使用量の多い家庭向けにLooopでんきよりももっとお得な料金プランが準備されています。
それがたっぷりプランです。
たっぷりプランは世帯人数が5名程度の大家族向け、電気使用量が多い家庭をターゲットにした料金プランです。
具体的には、私が東京電力エリア内の料金単価で計算したところ、電気使用量が700kwhを超える電気使用量が毎月ある場合にはたっぷりプランの方が電気代がお得になります。
標準プランとたっぷりプランの比較
電力使用量 | たっぷりプラン | 標準プラン |
500kwh | 13,750円 | 13,000円 |
550kwh | 14,825円 | 14,300円 |
600kwh | 15,900円 | 15,600円 |
650kwh | 16,975円 | 16,900円 |
700kwh | 18,050円 | 18,200円 |
700kwhというと、我が家が3人家族で、夏場の一番電気使用量が多いときで450kwh近くまで電気使用量が上がるので、やはり5人家族以上になるとたっぷりプランの方がメリットが出る場合が増える計算になります。
あしたでんきのデメリット
あしたでんきのデメリットは、電気代削減以外の他の特典が今のところ準備されていないところになります。
Looopでんきであれば日常のこまったを手助けてくれる、かけつけるーぷという駆けつけサービスが無料でついてきます。
また、楽天でんきであれば楽天スーパーポイントが付与される特典があります。
このような電気代削減+αの特典があしたでんきには準備されていないので、追加のお得な特典を期待する方にはデメリットにうつるかもしれませんが、その分電気代の削減額が大きいので、特典がなくてもあしたでんきには電気代の大幅削減という大きなメリットがあります。
あしたでんきに申し込みするにあたっての注意事項
あしたでんきの申し込み方法
すべてネットから申し込みして完了です。
ネットのみなので、電話からでは申し込みができません。
あしたでんきの契約期間と解約金について
1年契約の自動更新です。
もしも中途解約したくなった時も安心の解約金も発生しません。
電気料金の支払い方法について
クレジットカード支払いのみになります。
現金派にはちょっとハードル上がりますね。
リアルタイムで電気使用量を見ることができる?
スマートメーターの使用量グラフを用いて反映させているので、スマートメーターの通信遅れなどで多少値がずれることもありますが、速報値として確認することは出来ます。
意外とこのリアルタイム確認ができない新電力もあるので、このようなシステムがあるとちょっとありがたい部分です。
まとめ
電気代の削減額で言えば、あしたでんき一択ということになります。
しかし、Looopでんき、楽天でんきそれぞれには電気代の削減額にプラスαの特典が準備されており、Looopでんきに無料でついてくる駆けつけサービスが魅力に見えれば、Looopでんきを選択するのもいいでしょう。
普段から楽天のサービスを利用する機会が多い方には楽天でんきと契約した方がメリットが大きくなるパターンも考えられます。
新電力へ電気契約を切り替える際には電気代の削減額だけではなく、各新電力会社の持つ電気料削減額にプラスαでついてくる特典やメリットも含めて選択肢を選べるところが新電力の魅力でもあります。
自分の生活習慣に無理なくマッチする新電力を選ぶというのも選択方法のひとつです。