電力自由化関係

冬に気になるエアコンの暖房にかかる電気代を節約

エアコン暖房

冬のエアコン暖房は電気代がかかる

冬にエアコンで暖房を使うと電気代が気になります。

最近は省エネ技術も進歩しているので昔のエアコンと比較するとだいぶ電気代も抑えられるようになっていますが、それでもエアコンの暖房を終日使い続けるというのは電気代が気になります。

では、エアコンの暖房代にかかる電気代を計算していきますが、その前に、エアコンの仕組みを知っておきましょう。

エアコンの仕組みはヒートポンプ技術によって温かい風から夏場の冷たい風が作られています。

このヒートポンプ技術とは少ない投入エネルギーで、空気中などから熱をかき集めて、大きな熱エネルギーとして利用する技術のことです。

暖かい風を作る時には空気中から熱を集めて室内に暖かい風をおくる、冷たい風を作る時には室内の熱を集めて室外に暖かい風を逃がす。

これによりエアコンは温かい風、冷たい風の両方を作ることができます。

同じように、冷蔵庫もヒートポンプ技術が使われているので、熱を作ったり逃したりするために生活の身近なところで使われている技術なんですね。

エアコンの暖房時にかかる電気代

エアコンは暖房時の方が電気代がかかる

まず、エアコンを夏に冷房使用する場合と冬に暖房使用する場合、どちらが電気代がかかるでしょうか。

これは、先程のヒートポンプ技術を踏まえて考えると気温の差によってどちらが電気代がかかるかわかります。

例えば、夏場は室温が40度まで上昇し、これを25度まで下げようとすると、その温度差は15度です。

一方冬場に室温が0度の時に室温を25度まで温度をあげようとするとその温度差は25度です。

この差が大きいほど電気を使って熱を作るか、逃がすかなので、エアコンは温度差が大きい冬場の暖房時の方が電気代がかかります。

エアコンの暖房時電気代

エアコンの電気代を計算するために、前回紹介した電気代の紹介記事から数字を参考にします。

私が契約している熊本電力を利用した時の電気代を参考にしていますが、熊本電力では1whの時0.024円の電気代が発生します。

そこで、我が家のエアコンの暖房時の消費電力量を見ると、10畳用エアコンで835wとなっています。

835w ☓ 0.024円 ☓ 1h = 20.04円

暖房使用時には1時間あたりに20.04円の電気代が発生。

これを1日8時間使用すると1日の電気代は160.32円となります。

参考までに、夏場の冷房時の電気代は

695w ☓ 0.024円 ☓ 1h = 16.68円

1日8時間利用すると133.4円の電気代が発生するので、冷房時の方が電気代は安いですね。

石油ファンヒーターの電気代と灯油代

エアコンと並んで冬の暖房器具として利用されるのが石油ファンヒーターですが、エアコンの利用と石油ファンヒーターはどちらが暖房器具として費用がかかるか考えたことありませんか。

石油ファンヒーターの場合は、電気代の他に灯油代も必要です。

まず、石油ファンヒーターの電気代を計算してみましょう。

我が家の石油ファンヒーターの表示

ファンヒーター

石油ファンヒーターの消費電力量は瞬間的に420w、通常燃焼時(大火力)は190wとなっています。

ということは、190wを基準に計算すると石油ファンヒーターの電気代は

190w ☓ 0.024円 ☓ 1h = 4.56円

1日8時間の利用で36.48円の電気代がかかります。

次に、灯油の消費量です。

最大で0.544L/Hとあるので、通常運転時に半分の0.272H/Lを1日8時間利用すると1日の灯油使用量は2.176L

灯油価格が、仮に80円/Lとすると、

2.176L ☓ 80円/L = 174.08円

1日にかかる石油ファンヒーターの灯油代は174.08円です。

電気代と灯油代を合算すると1日の暖房費用は210.56円となるので、石油ファンヒーターよりもエアコンを利用した方が暖房にかかる費用は抑えられる計算になります。

エアコンの電気代節約方法

エアコンの運転は自動運転

エアコンは最初に運転を始める時から設定温度まで温度を上げていくときが一番電力を消費します。

自動運転に設定しておけば、最初に一気に室温を上げて、温度が安定してきたら出力を自動でコントロールしてくれるので、エアコンの設定は自動運転におまかせするのが一番電気代を抑えることができます。

エアコンフィルターの掃除はこまめに

エアコンのフィルターが詰まっていると当然エアコンの出力も落ちます。

出力が落ちた分部屋の暖まりが遅くなると、その分消費電力が高い状態が続きます。

すると、電気代が上がることは見えてきますね。

フィルターもこまめに掃除しましょう。

外気を防ぐ

外気から冷たい空気が入ってくると室温は上がりにくくなります。

特に、窓からの外気は室温を上げる妨げとなります。

窓には厚手のカーテンや断熱のカーテン、断熱シート等の外気に触れない工夫をすることで室内の温度を保つことに役立ちます。

細かいことですが、しないよりやった方が電気の消費量は抑えられますので、ちょっとした工夫も心がけたいです。

室内の空気を循環

暖かい空気は上に、冷たい空気は下にというのは理科の時に習いましたね。

暖かい空気は室内の上に溜まります。

ということは、室内の空気を循環させてあげれば室内の温度は均一になります。

そんな時には扇風機などを利用して空気を循環させてあげましょう。

扇風機の消費電力量はエアコンなどに比べると微々たるものなので、室内が温まってきたら扇風機で空気を循環させてあげる方が電気代の節約につながります。

室外機の周りに注意

意外と見逃しがちなのが室外機。

エアコンは室外機にその技術が集約されています。

エアコンの室外機周りにエアコンの空気の出入りを邪魔するような物をおいていないでしょうか。

室外機が運転しやすいように、室外機の運転を邪魔するようなものを周りに置かないようにしましょう。

まとめ

冬場のエアコンは暖房の継続利用によって電気代が気になりますが、実は他の暖房器具より暖房にかかる費用が比較的安いということがわかりました。

しかし、エアコンの消費電力を上げるような使い方をしているとエアコンの電気代はすぐに上がります。

ちょっとした工夫でエアコンの消費電力を抑えて、電気代の節約につなげることができ、エアコンのみならず、それ以外の暖房器具でも有効な工夫もあります。

冬をあたたかく、そして、家計の電気代負担も抑えることができるので、ちょっとした工夫も面倒くさがらずにやってみましょう。